冷水やブラインなど内溶液の温度に応じて断熱材である硬質ウレタンフォームの厚みを任意で選定することが可能です。

パネルは断熱材とFRPで挟むサンドイッチ構造となっており、タンクとしての強度を維持しつつ、可能な限りFRP厚みを薄く設計することにより、断熱性能を高め、結露の発生やヒートブリッジによる熱損失の低減を図り、衛生的で機器の負荷軽減に貢献します。

パネル断面構造

温度変化のグラフ

硬質ウレタンフォームについて

硬質ウレタンフォームはプラスチックフォームの中で最も優れた断熱性能を有しています。

独立した微細な気泡の中に熱伝導率が極めて小さいガスを閉じこめており、他のプラスチックフォームや無機系断熱材に比べて、経済的な厚みで優れた断熱性能が得られます。

また、硬質ウレタンフォームは多くの材料と自己接着するため複雑な構造物に対しても隙間のない連続した断熱層を形成することができます。