FRPタンクの設計技術は設置環境に合わせた設計が求められます。
弊社では、上記に準拠した設計はもちろんですが、製品寿命や製作工程も考慮し、FRPに熟知した技術者による自社独自の設計を行っています。
壁・天井・底面の各部位に対し構造的に外部補強材に伝達する働きを持たせ、タンク本体をモデル化することで空間を有効活用できる『角型』を中心に、FRPの有効性を最大限に引き出したタンクを提供します。
また、地震時に発生するスロッシング衝撃圧力(液面揺動)に対しても検討し、耐震性・安全性も確保しています。
アンカー・コンクリート基礎の設置基準はFRPタンク設備全体の耐震性を高めるため建築設備耐震設計施工指針で、アンカー・基礎部にも耐震性を考慮した設計基準が日本建築センターによって定められています。
コンクリート基礎は、FRPタンクを確実に支持し、地震時にFRPタンクに作用する地震力を床スラブや梁等の主要構造躯体に伝えるため、建築物躯体と一体化させる必要があり、せん断力・引き抜き荷重の強度計算により、アンカーの配置や本数など、より安全となるよう設計しています。